こちらも良く質問をされる「着物のお手入れから保管の方法」をご紹介します。

着物の一番のお手入れは、なんと言っても「着る」ことです。
なのですが、着てあげられないからこそ、この記事を読んでくださっているのだと思います。

お手入れの基本

着物は湿気に弱いです。
よって、お手入れの基本は、年に数回の「虫干し」
タンスを開け、畳紙から出したあと、衣紋掛けに掛けて風に当ててあげることです。

この虫干しをする日の条件は、湿気の少ない季節、晴天の続く真ん中あたりの日。

具体的には、秋晴れの10月、寒い2月。10時~14時の間に、影干しをします。

これが基本の虫干しですが、スペースや時間の関係で、わたしも、ここまでできないことが多いです。

要は、引き出しの中や着物の湿気を取る目的が達成できればいいのですから、着物を畳んだままでもいいので、床に並べて風に当ててあげます。

数時間経ったら、着物を裏返し、また数時間。
もうあとは仕舞ってしまいます。

この方法なら、着物の畳み方が分からないという方でも可能です。

虫について

さて、着物を買ったときに入れてもらえる畳紙に入れて保管してある方は多いと思います。
実は、この畳紙が曲者なんです。

畳紙は通気をふさいでしまいますし、虫食いの原因である虫は、この畳紙の汚れを食べます。
そのついでに着物を食べてしまうので、畳紙に入れておくより、防虫効果のあるウコン染めの風呂敷で包むか、タンスに敷いておくのが良いです。
防虫剤はタンス一番上の引き出しにひとつで大丈夫。

それから、ウールには虫が付きますので、正絹(絹)の着物とは別に保管しましょう。

簡易お手入れのまとめ

先にも述べましたが、着物のお手入れの目的は湿気を取ってあげることです。

やり方が分からなくて何もしないより、次のような簡易な方法でいいので取り入れてあげてください。

  • 虫干しをする
    晴天の続く10月~3月の10時~14時、畳紙から出して床に広げる。
    数時間経ったら裏返して、また数時間風に当てる。
  • タンスにしまうときは、畳紙よりウコン染めの風呂敷が良い
  • 防虫剤は、タンスの一番上の引き出しだけでOK

たったこれだけです。

普段着ている着物、いつか着る着物、そして処分しようか悩んでいる着物。
どれをとっても、きれいな状態にしておいた方がいいですよね。

やってみると意外と簡単です。
なにせ、畳んだままでいいのですから。

初めまして、つかさです。
着付け師、着付け教室講師、着物販売など、お着物関連の仕事を15年ほどしています。
この頃相談されることの多いのが、購入以外に処分方法についてです。
みなさん、お着物の処分方法に困っていらっしゃるようです。